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1731年 ショイヒツァー 神聖自然学 Tab.269 レビ記 第13章 29-37節 scheuchzer269

6,600円(税600円)

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1731年にアウグスブルクのPfeffel社が出版したJohann Jakob Scheuchzer著「Physica Sacra.」の一葉です。
タイトルは「Psora, Tinea.」、
〜レビ記 第13章 29-37節〜
29節. 男あるいは女がもし、頭またはあごに患部が生じたならば、
30節. 祭司はその患部を見なければならない。もしそれが皮よりも深く見え、またそこに黄色の細い毛があるならば、
祭司はその人を汚れた者としなければならない。それはかいせんであって、頭またはあごのらい病だからである。
31節. また祭司がそのかいせんの患部を見て、もしそれが皮よりも深く見えず、またそこに黒い毛がないならば、
祭司はそのかいせんの患者を七日のあいだ留め置き、
32節. 七日目に祭司はその患部を見なければならない。そのかいせんがもし広がらず、またそこに黄色の毛がなく、
そのかいせんが皮よりも深く見えないならば、
33節. その人は身をそらなければならない。ただし、そのかいせんをそってはならない。
祭司はそのかいせんのある者をさらに七日のあいだ留め置き、
34節. 七日目に祭司はそのかいせんを見なければならない。もしそのかいせんが皮に広がらず、
またそれが皮よりも深く見えないならば、祭司はその人を清い者としなければならない。
その人はまたその衣服を洗わなければならない。そして清くなるであろう。
35節. しかし、もし彼が清い者とされた後に、そのかいせんが、皮に広くひろがるならば、
36節. 祭司はその人を見なければならない。もしそのかいせんが皮に広がっているならば、祭司は黄色の毛を捜すまでもなく、
その人は汚れた者である。
37節. しかし、もしそのかいせんの様子に変りなく、そこに黒い毛が生じているならば、
そのかいせんは直ったので、その人は清い。祭司はその人を清い者としなければならない。

手漉きの紙に印刷された銅版画です。
ウォーターマーク(透かし模様)も入っています。
ごくわずかなシミがありますが良い状態です。
Size 39.7cm x 24.8cm

Johann Jakob Scheuchzer(1672-1733)
ヨハン・ヤーコブ・ショイヒツァーはスイスの博物学者です。
古生植物学とヨーロッパ古生物学の創始者であり、数学と物理学の教授でした。
彼は旧約聖書が世界の歴史について事実に基づいて記述されていると信じ、聖書を近代科学と調和させること、
ひいては科学によって神の存在を証明することを目指しました。
Physica Sacra
1731年〜1735年にかけてアウグスブルクとウルムで出版されました。
フォリオ版と呼ばれる大判に750枚の銅版画が収められています。
日本では神聖自然学と訳されることが多いです。
聖書と科学的な描写を特徴とする装飾的な縁取りが特徴です。
版刻はJ. M.Fussli、J.D.Preissler らが担当しています。
Physica Sacra は神学と科学の実践を組み合わせ、聖書の一節を当時の新しい科学と調和させようと試みました。
この作品は、図版を用いた博物学作品としては異例であり、18世紀の銅版画の装飾性を示す好例です。


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