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1739年 Weinmann 花譜 N.362 ミカン科 クネオルム属 キク科 ローマカミツレ属 シカギク属 カモミール Chamaemelum weinm362

8,800円(税800円)

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1737年〜1745年にかけて出版された「Phytanthoza iconographia.」の一葉です。
タイトルは「a. Chamaelea tricoccos.(=Cneorum tricoccon ) ミカン科 クネオルム属
b.c. Camaemelum orientale.(=Anthemis orientalis ) キク科 ローマカミツレ属
d. Chamaemelum vulgare.(=Matricaria chamomilla ) キク科 シカギク属 カモミール」、
メゾチントに手で彩色されています。
ウォーターマーク(透かし模様)も入っています。
右側に紙の重なっていた部分があり変色しています。その他は概ね良い状態です。
商品はゆうパックにて発送いたします。
Sheet 41.8cm x 26cm Plate mark 31.8cm x 21cm

Johann Wilhelm Weinmann(1683-1741)
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴァインマンはドイツ(神聖ローマ帝国)の薬剤師、植物画家です。
レーゲンスブルクの薬種業者で、植物学の専門家でも植物画家でもありませんでした。
しかし、私費で画を描かせて集め、それを出版するという情熱がありました。
Phytanthoza iconographia
Phytanthoza iconographia(花譜)は1737年〜1745年にかけて出版されました。
全1025枚の植物図譜とその記述からなります。
絵はGeorg Dionysius Ehret(1708-1770)やN.Asaminらによって描かれました。
日本にはオランダ語版が出版された寛延元年(1748)からほどなくして、吉宗将軍後の家重の時代に入ってきました。
8冊の大本で、しかも大変高価だったため、将軍、大名、富商、蘭医などの人々の眼にしか入りませんでした。
しかし、日本の科学と芸術に及ぼした影響は大きく、ドドネウスの「本草」、ヨンストンの「禽獣魚介蟲譜」にも
劣らなかったと言われています。
また、杉田玄白や平賀源内などにも多大な影響を与えました。


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