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1731年 ショイヒツァー 神聖自然学 Tab.302 民数記 第11章 31節 32節 33節 scheuchzer302

6,600円(税600円)

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1731年にアウグスブルクのPfeffel社が出版したJohann Jakob Scheuchzer著「Physica Sacra.」の一葉です。
タイトルは「Selavim in Plagam.」、
〜民数記 第11章 31節 32節 33節〜
31節. さて、主のもとから風が起り、海の向こうから、うずらを運んできて、これを宿営の近くに落した。
その落ちた範囲は、宿営の周囲で、こちら側も、おおよそ一日の行程、あちら側も、おおよそ一日の行程、
地面から高さおおよそ二キュビトであった。
32節. そこで民は立ち上がってその日は終日、その夜は終夜、またその次の日も終日、うずらを集めたが、
集める事の最も少ない者も、十ホメルほど集めた。彼らはみな、それを宿営の周囲に広げておいた。
33節. その肉がなお、彼らの歯の間にあって食べつくさないうちに、主は民にむかって怒りを発し、
主は非常に激しい疫病をもって民を撃たれた。

手漉きの紙に印刷された銅版画です。
ウォーターマーク(透かし模様)も入っています。
左上に弱い折れがありますが良い状態です。
Size 39.7cm x 24.7cm

Johann Jakob Scheuchzer(1672-1733)
ヨハン・ヤーコブ・ショイヒツァーはスイスの博物学者です。
古生植物学とヨーロッパ古生物学の創始者であり、数学と物理学の教授でした。
彼は旧約聖書が世界の歴史について事実に基づいて記述されていると信じ、聖書を近代科学と調和させること、
ひいては科学によって神の存在を証明することを目指しました。
Physica Sacra
1731年〜1735年にかけてアウグスブルクとウルムで出版されました。
フォリオ版と呼ばれる大判に750枚の銅版画が収められています。
日本では神聖自然学と訳されることが多いです。
聖書と科学的な描写を特徴とする装飾的な縁取りが特徴です。
版刻はJ. M.Fussli、J.D.Preissler らが担当しています。
Physica Sacra は神学と科学の実践を組み合わせ、聖書の一節を当時の新しい科学と調和させようと試みました。
この作品は、図版を用いた博物学作品としては異例であり、18世紀の銅版画の装飾性を示す好例です。


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