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1731年 ショイヒツァー 神聖自然学 Tab.303 民数記 第12章 10節 11節 12節 scheuchzer303

6,600円(税600円)

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1731年にアウグスブルクのPfeffel社が出版したJohann Jakob Scheuchzer著「Physica Sacra.」の一葉です。
タイトルは「Miriam leprosa.」、
〜民数記 第12章 10節 11節 12節〜
10節. 雲が幕屋の上を離れ去った時、ミリアムは、らい病となり、その身は雪のように白くなった。
アロンがふり返ってミリアムを見ると、彼女はらい病になっていた。
11節. そこで、アロンはモーセに言った、「ああ、わが主よ、わたしたちは愚かなことをして罪を犯しました。
どうぞ、その罰をわたしたちに受けさせないでください。
12節. どうぞ彼女を母の胎から肉が半ば滅びうせて出る死人のようにしないでください」。

手漉きの紙に印刷された銅版画です。
ウォーターマーク(透かし模様)も入っています。
わずかなシミ、左上に弱い折れがありますが概ね良い状態です。
Size 39.7cm x 24.7cm

Johann Jakob Scheuchzer(1672-1733)
ヨハン・ヤーコブ・ショイヒツァーはスイスの博物学者です。
古生植物学とヨーロッパ古生物学の創始者であり、数学と物理学の教授でした。
彼は旧約聖書が世界の歴史について事実に基づいて記述されていると信じ、聖書を近代科学と調和させること、
ひいては科学によって神の存在を証明することを目指しました。
Physica Sacra
1731年〜1735年にかけてアウグスブルクとウルムで出版されました。
フォリオ版と呼ばれる大判に750枚の銅版画が収められています。
日本では神聖自然学と訳されることが多いです。
聖書と科学的な描写を特徴とする装飾的な縁取りが特徴です。
版刻はJ. M.Fussli、J.D.Preissler らが担当しています。
Physica Sacra は神学と科学の実践を組み合わせ、聖書の一節を当時の新しい科学と調和させようと試みました。
この作品は、図版を用いた博物学作品としては異例であり、18世紀の銅版画の装飾性を示す好例です。


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