アンティークプリント、ボタニカルアート、博物画などを販売しています

1731年 ショイヒツァー 神聖自然学 Tab.413 サムエル記下 第22章 8-16節 scheuchzer413

7,700円(税700円)

購入数
1731年にアウグスブルクのPfeffel社が出版したJohann Jakob Scheuchzer著「Physica Sacra.」の一葉です。
タイトルは「Tempestas sulminea.」、
〜サムエル記下 第22章 8-16節〜
8節. その時地は震いうごき、天の基はゆるぎふるえた。彼が怒られたからである。
9節. 煙はその鼻からたち上り、火はその口から出て焼きつくし、白熱の炭は彼から燃え出た。
10節. 彼は天を低くして下られ、暗やみが彼の足の下にあった。
11節. 彼はケルブに乗って飛び、風の翼に乗ってあらわれた。
12節. 彼はその周囲に幕屋として、やみと濃き雲と水の集まりとを置かれた。
13節. そのみ前の輝きから炭火が燃え出た。
14節. 主は天から雷をとどろかせ、いと高き者は声を出された。
15節. 彼はまた矢を放って彼らを散らし、いなずまを放って彼らを撃ち破られた。
16節. 主のとがめと、その鼻のいぶきとによって、海の底はあらわれ、世界の基が、あらわになった。

手漉きの紙に印刷された銅版画です。
ウォーターマーク(透かし模様)も入っています。
わずかなシミがありますが概ね良い状態です。
Size 39.7cm x 24.7cm

Johann Jakob Scheuchzer(1672-1733)
ヨハン・ヤーコブ・ショイヒツァーはスイスの博物学者です。
古生植物学とヨーロッパ古生物学の創始者であり、数学と物理学の教授でした。
彼は旧約聖書が世界の歴史について事実に基づいて記述されていると信じ、聖書を近代科学と調和させること、
ひいては科学によって神の存在を証明することを目指しました。
Physica Sacra
1731年〜1735年にかけてアウグスブルクとウルムで出版されました。
フォリオ版と呼ばれる大判に750枚の銅版画が収められています。
日本では神聖自然学と訳されることが多いです。
聖書と科学的な描写を特徴とする装飾的な縁取りが特徴です。
版刻はJ. M.Fussli、J.D.Preissler らが担当しています。
Physica Sacra は神学と科学の実践を組み合わせ、聖書の一節を当時の新しい科学と調和させようと試みました。
この作品は、図版を用いた博物学作品としては異例であり、18世紀の銅版画の装飾性を示す好例です。


おすすめ商品