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1696年 Munting 植物の詳説 Pl.269 キク科 ワタスギギク属 ワタスギギク Abrotonum foemina munt269

8,800円(税800円)

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1696年にオランダで出版された Abraham Munting著
「Naauwkeurige Beschryving Der Aardgewassen.」の一葉です。
タイトルは「Abrotonum foemina.」、現在使われている学名は「Santolina chamaecyparissus」、
薄い手漉きの紙に銅版画で描かれています。
ごくわずかなシミがありますが良い状態です。
Sheet 42.4cm x 27.8cm Plate mark 32.8cm x 21.7cm

Abraham Munting(1626 - 1683)
ミュンチングはオランダの植物学者、植物画家です。
フラネケル、ユトレヒト、ライデンなどの大学で植物学を学び、フローニンゲン大学では植物学と化学の
教授として24年間教鞭をとりました。
Naauwkeurige Beschryving Der Aardgewassen
「Naauwkeurige Beschryving Der Aardgewassen」はミュンチングの死後、1696年にライデンとユトレヒトで出版されました。
1702年にはラテン語版も出版されています。
いずれの版も彩色はされておらず、彩色されているものはすべて、近年、職人によって色付けされています。
当時は「リンネ以前の植物学」のため植物界を分けるのに、木本、灌木、草本、花弁、果類と分類しています。
植物はページ全体に描かれ、多くの場合、果物や花の細部は小さく描かれています。
植物名はリボンやカルトゥーシュ、崩れそうな大理石の飾り板に書かれています。
また、背景には植物の生息地とは関係ないシーンが描かれています。
動物や人物、壁に囲まれた都市の景観、古典的な彫像や遺跡が描かれたものもあります。
日本では杉田玄白の同僚医師で「解体新書」を翻訳した中川淳庵が1776年にスウェーデンの植物学者、
カール・ツンベルク(1743 - 1828)から本書を得ています。


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