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1895年 Dresser ヨーロッパ鳥類史 Pl.639 ヒタキ科 サバクヒタキ属 カワリサバクヒタキ Pied Chat dress639

6,820円(税620円)

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1895年〜1896年にロンドンで刊行された「A History of the Birds of Europe.」の一葉です。
著者はイギリスの鳥類学者 Henry E. Dresserとイギリスの動物学者、鳥類学者 Richard B. Sharpeです。
タイトルは「Pied Chat. Saxicola picata.」、現在使われている学名は「Oenanthe picata 」、
石版画に手で丁寧に彩色されています。
原画は19世紀に活躍したオランダの鳥類画家、John Gerrard Keulemans が手がけています。
汚れなどはほとんどなく良い状態です。
オリジナルのテキストが付属します。
Size 31.5cm x 24.2cm

Henry Eeles Dresser(1838-1915)
ヘンリー・イールズ・ドレッサーはイギリスの鳥類学者です。
実業家として稼業を手伝いながら、小さいころから興味を持っていた鳥類学にもかかわるようになりました。
鳥類に関する100以上の学術論文の著者でもあります。
R.B.Sharpeと共に著した「A History of the Birds of Europe.」は、手彩色を含む最後の出版物のひとつと言われています。
Richard Bowdler Sharpe(1847-1909)
リチャード・ボウドラー・シャープはイギリスの動物学者、鳥類学者です。
英国自然史博物館で鳥類コレクションのキュレーターを務めました。
また、多くの新種の鳥についても記述しました。
Macronyx sharpei(Sharpe's Longclaw)ヒバリツメナガタヒバリ や
Poeoptera sharpii(Sharpe's starling)ムナジロムクドリ にシャープの名が用いられています。
John Gerrard Keulemans(1842-1912)
ヨン・ゲラルド・キューレマンスはオランダの鳥類画家です。
生涯の大半をイギリスで過ごし、19世紀を代表する鳥類図鑑の挿絵を担当しました。
キューレマンスの鳥類画家としての価値は、デザインの確かさ、鳥そのものの描写の正確さにありました。
様々な羽毛や足の鱗に至るまで注意深く描かれています。
A History of the Birds of Europe
ヨーロッパ鳥類史は1871年〜1881年に8冊が刊行され、1895年〜1896年には補遺版としてさらに1冊が追加されました。
著者はイギリスの鳥類学者 Henry E. Dresserとイギリスの動物学者、鳥類学者 Richard B. Sharpeです。
この作品は鳥類学の世界で最も優れた作品のひとつであると言われています。
収められている鳥類図譜はオランダの鳥類学者 J.G.Keulemans、ドイツの博物画家 Joseph Wolf(1820-1899)、
イギリスの鳥類画家 Edward Neale(1833-1904)、スコットランドの鳥類画家 Archibald Thorburn(1860-1935)らによるものです。
なかでも J.G.Keuelmansは博物画家としての才能で広く知られており、この作品の図譜の大半を構成しました。
「A History of the Birds of Europe」は、ヨーロッパの鳥類すべてを網羅した記念碑的な作品です。


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